函館不動産 侏儒の呟き

函館で約20年間不動産業界に身を置いており、お客様に対する本音と建前の矛盾に日々奮闘しています。20年間函館の不動産に携わる者として、函館の不動産状況やお客様に言えない本音の部分について独りで呟いております。

【意外と知らない水による問題】~高低差や井戸もトラブルの原因になります~

 不動産では水によるトラブルが多々あります。函館では雨と雪が関係してきます。

 

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例えば、道路よりも土地が低くなっていると雨水や雪解け水が道路から敷地内に侵入してきます。当たり前の事なのですが、意外と家を建てる施工会社によっては大丈夫と言っておきながら、対応がしっかりされておらず後で問題になるケースもあります。

 

 また、レアなケースでは敷地に井戸がある(あった)等が問題になります。可能性の話にはなるのですが、液状化現象や、不動沈下、圧密沈下等が起こり得ます。

 

 その他にも、函館では本来別々に道路に埋設されているはずの下水管と雨水管が1本の管(合流管)になっている地域が結構あり、稀に下水の臭いが道路に設置されている雨水桝からしてくる場合もあります。

 

 水や雪の問題と聞くと雨漏れ・すが漏れ、洪水・津波等を想像する方は多いのですが、それ以外にもいろいろあります。そして、意外と不動産業者やハウスメーカー工務店の営業の方も問題に気付かない場合があります。

 

 当たり前なのですが、水は高い所から低い所に流れる事と、温度が低いと氷になり高いと水蒸気になります。物件を購入する時は、一度それらの事が購入する物件に影響しないかどうか自分なりに考える事をお勧めします。