函館不動産 侏儒の呟き

函館で約20年間不動産業界に身を置いており、お客様に対する本音と建前の矛盾に日々奮闘しています。20年間函館の不動産に携わる者として、函館の不動産状況やお客様に言えない本音の部分について独りで呟いております。

【築30年以上の中古物件】~安いと魅力的なのですが、リスクもあります。~

 最近、函館では築30年以上の中古物件が売れているように感じます。築30年以上なので建物の価値は無く、ほとんどが土地代なのですが、価格が1000万円を切る価格帯の物件が多いので中高年のお客様(買主様)が、お買い求めになられるケースが多いです。

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 もちろんリフォームしている物件もあれば、リフォームしていない物件もあります。ここで注意していただきのが、どんなにリフォームされていても(しても)、実際に住んだ後で手直しが必要になってくる箇所が出てくるという事です。

 

 不動産業者も、リフォーム内容で、ある程度不具合が出る可能性のある箇所は予想できるのですが、さすがに築30年以上たっている物件だとすべてを予想する事は不可能だと思います。

 

 さすがに、不動産業者も壁を剥いで中を確認する事はできないですし、床下に潜って不具合を発見する事もできません。

 

 もちろん、売主様に対する契約不適合責任と言うのが普通の仲介物件だと3ヶ月くらいはつくので、3ヶ月以内だと売主様にある程度は対応はしてもらえるのですが、それ以降は対応してもらえないので後は買主様負担になります。

 

 築年数が経っているいる物件は、安くて魅力的なのですがそれなりにリスクが有ることを覚えておいて頂ければと思います。