函館不動産 侏儒の呟き

函館で約20年間不動産業界に身を置いており、お客様に対する本音と建前の矛盾に日々奮闘しています。20年間函館の不動産に携わる者として、函館の不動産状況やお客様に言えない本音の部分について独りで呟いております。

#函館不動産業界でのコロナウイルスの影響

 函館にもコロナの影響は出てきています。よく通っていた居酒屋が潰れたり、ホテルの倒産が起きています。函館の不動産業界で、すぐ影響が現れたのが賃貸の分野です。具体的には、お部屋を借りている人が家賃を払えないので家賃を下げるか、支払いを待ってくれという事態です。

 

 

 アパートを借りている人には不動産屋として、「分かりました。このような事態ですから大家さんに交渉してみます。」と伝えるが、本音では大家さんに交渉しても駄目だろうという事は分かっています。

 

 

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 なぜなら、大家さんは銀行からお金を借りて、アパートを建てたり購入したりしている。家賃が入らなければ、大家さんが銀行にローンを払えなくなり、アパートを銀行に取られ、しかも信用情報に差し押さえや任意売却という形で傷が残る。大家さんも死活問題である。

 

 

 しかし、銀行はこのような状況でも支払いを待つ等ということはしないです。よく言われる事ですが「銀行は、晴れている時に傘を貸しに来て、雨が降ると傘を取り上げる」ところです。情け無用を地で行っています。

 

 

 このような状況ですが、どんなことがあっても冷静に対応していきましょう。