函館不動産 侏儒の呟き

函館で約20年間不動産業界に身を置いており、お客様に対する本音と建前の矛盾に日々奮闘しています。20年間函館の不動産に携わる者として、函館の不動産状況やお客様に言えない本音の部分について独りで呟いております。

【お客様】~業者経由②~

 続き~

 建築業者がもってきた買付証明書を見ると売買代金の15%を値引きした金額を記入していました。

 

 私は売主様に聞いてみますとだけ伝え買付申込を頂きました。その後、売主様にはありのままを伝えたところ、まず値引交渉には応じないという回答でした。そして、引渡期間が短いのは売主にとって得になる事は何もなく、リスクしかないので引渡は最低でも7月末くらいには延ばしてほしいとの事でした。そして最後に、この話はお断りしても良いとのお返事でした。

 

 私は、値段と期間の事を建築業者に伝えたところ、なぜか急に要望を変え、あんなに6月中頃の引渡を主張していたのにもかかわらず、引渡を7月中頃まで延ばしても良いのでもう1度交渉してくれないかと言い出しました。矛盾だらけです。

 

 とりあえず、売主様のお話を伝えお帰り頂きました。このようなお客様はけっこういらっしゃいます。

 

 話の前後に矛盾が生じる方(嘘をついてる方)や相手の都合を考えないで自分の主張だけをしてくる方。この2つを併せ持つもつお客は購入して頂いた後で大問題を引き起こす事が多々あります。売主様のご英断に感謝しました。

 

f:id:hakodatehudousann:20200520141845p:plain