買取
不動産を売却する方法は2つあります。1つは仲介という形で不動産屋に買主を見つけてもらい売却する方法。もう1つが不動産屋に直接物件を買ってもらう方法(俗にいう買取と呼ばれるもの)です。
仲介は高い金額で売却する事ができますが、手続きや売却後の責任問題など面倒な事が多く、売却時期が定まらないのがネックになります。
買取は、面倒くさい手続きや売却後の責任問題が無く売却時期が明確ですが、金額は相場の4割~6割前後です。
ではなぜ買取金額は仲介より安くなってしまうのか?それは当たり前ですが、買い取った不動産屋がリフォームし、利益を上乗せして販売するからです。
ここで問題になるのが、この上乗せ金額です。不動産(物件)が売れる金額というのは、場所や築年数等で大体決まっています。逆に言うとその場所、その築年数では一定の金額以上では不動産は売れないのです。不動産屋はその事を重々理解しています。なので、買取ったあとの販売価格はリフォーム、上乗せ金額に関わらず決定されているのです。
さらにリフォームの金額も実は戸建、マンションによって大体決まっています。あとはいくら上乗せするかという話なのですが、私の経験からすると函館では大体200万円~500万円くらい上乗せしているところが多いです。
それを考えると、査定の段階で仲介が良いか、買取が良いかは、ある程度判断できると思います。個人的には多少面倒くさい売却後の責任問題や手続きが有っても何百万も安くなるなら仲介を選びます。