【不動産で忘れがちな税金】
不動産取引では様々な税金が絡んできます。固定資産税、消費税、登録免許税、印紙税、不動産取得税、譲渡所得税です。
この中で特に気を付けて欲しい税金が不動産取得税と譲渡所得税です。この二つ以外の税金は、不動産の取引中に支払うので気付くのですが、不動産取得税と譲渡所得税は、取引が終わって数ヶ月後にいきなり納付書やハガキが送られてきて、支払わされるのでビックリします。
不動産取得税は、不動産を取得した時に都道府県が課税してくる地方税です。計算方法は下記のようなものです。
不動産取得税
(原則)
・土地 固定資産税評価額 × 4%
・住宅 固定資産税評価額 × 4%
(特例)
・土地 固定資産税評価額 × 1/2 × 4%
・住宅 固定資産税評価額 - 規定の金額×3%
譲渡所得税は、土地や建物を売った時に生じた利益に対して課せられる税金です。所有期間により税率が変わります。
・長期譲渡(5年を超える期間)
利益(課税譲渡所得)× 20%
・短期譲渡(5年以下の期間)
利益(課税譲渡所得)× 39%
となります。
どちらも、取引後に用意して置かないと思わぬ出費になる可能性があります。(普通に数十万円する場合もあります)
取引きをした時に、不動産業者が教えてくれない、または忘れていたというケースもありますし、必ずしも不動産業者が伝えるべき事でもないので、不動産取引をした後に、自分が該当していないか、不動産業者または税務署に確認して下さい。