【住宅ローンの返済比率】~ほかの借入を住宅ローンに組み込む事~
先日、お客様から物件を購入しようとしたが住宅ローンが駄目で購入できなかったと相談を受けました。
内容としては、カードの借入(借金)と車の借入(借金)の金額が多いため銀行から不承認との返答をもらったとの事でした。
住宅ローンの審査の内容は大きく2つに分けられます。1つは、借りる人の過去の信用情報です。過去の返済に滞りがなかったか、ブラックではないか等です。
もう1つが返済比率というものです。住宅ローンの1年間の返済額と今の借入(カードや車等)の1年間の返済額を足して、年収で割った額が30%~25%以内である事(年収額によってパーセンテージは変わります。年収が高い方と30%でもOKです)。
今回のお客様は、住宅ローンの返済額と今の借入の返済額を足して年収で割ると40%になってしまう為、不承認との回答になったものでした。
函館ではこのようなお客様には労金(労働金庫)の住宅ローンをお勧めする場合が多いです。労金では今の借入を500万円まで住宅ローンに組み込む事ができます。そうなると返済比率が下がり25%以内に収まります。
無事、住宅ローンを借りる事ができます。ここで気を付けて頂きたいのが住宅ローンに組み込むという事は、住宅ローンの返済期間が30年の場合、車などの借入額も30年で返済していくという事です。
30年間、同じ車で過ごす事は恐らく難しいでしょうから、新たに車を買い替えローンを組む場合は、乗り終えた車のローンと、新しい車のローンを二重で払わなければなりません。家を購入する事はできますが、そのようなリスクも有る事を覚えておいて下さい。
※良い新着物件が出ていたのでお時間が有る方はご覧になって下さい。